陶片について・・・追記

しました。六,七を追加しました。この写真は高さ12,3センチの耳付きの広口の壺。
これもまた、内部が極めてイイカゲンに見える釉ガケでして
何か理由があるのではと勘繰ってしまうのです。
印象派の画家でキャンバスの一部に描き残しの場所がある人がいましたよね・・・
プエブロインディアンの壺の絵の描かないところとか・・・
ただの手抜きかな・・・んー

「考えすぎだよ・・・」

 

・・・冠雪・・・

北アルプスが冠雪した・・・といっても「初」なのかは知らない. 随分久しぶりにアルプスを見た
気がする。肝心の戸隠山も実は初冠雪したところがあったのだが、写真に取り損ねた。戸隠連峰の
最高峰、高妻山が薄っすらゴマ塩頭みたいになったのだ。しかし、絵にならない。この写真を撮った
ときの気分「おっ いいじゃないか」だけでアップしてみた。飯島耕一の詩集に「ゴヤのファースト
ネームは」というのがあった。詩を書けなくなった詩人が、書けないことを詩にした詩集だ。
この手もときにはいいでしょう。

ほ   お

IMG_2026朴の葉。大きな見栄えのする中々、役に立つ且つ素直で美しい、ちょっと何かを盛り付けてみたくなる
葉である・・・らしい。うちの周りでは、他にワサビの葉がそれにちかい。
先日、この葉に包まれてイナダの刺身のお裾分けがあった。
風流であった。

 

織部でやると、こんな風な皿になる。よくあるパターンのものではあるがやはり盛り映えもよく
何にでも使える。おにぎり、御刺身、果物、茶菓子・・・
使いやすくて飽きの来ないものが、「普通でフツウなものが・・・」
いいですね。旧知の料理人のかたが
「器なんて安いもんです。一万円の皿も一年毎日使って楽しめれば一日27円ですよ。」
「ほぉー」
[ちょっと話が飛躍しましたか・・・。]


ぶ ん ぐ

 

陶硯・筆管・筆架・筆筒・筆洗・水滴・墨床・硯屏・陶印・筆箱・・・
焼物でつくられる文具という面白い世界がある。
織部のような遊び心をフルスロットルにして作る焼き物には最適なジャンルだったのだろう
陶硯や水滴・硯屏などが伝世している。
京都考古資料館には丁寧に作られた織部の陶印が展示されていた。
掛け軸の軸先なんて作ってみたい物だ。
明治以降工芸は二次(応用)芸術と呼ばれた。絵画・彫刻が日常性から乖離していくなかで
身近な道具として変わらず日本の知恵と遊び心を伝えていたのが
文具なのかもしれない。

 

                                        これは、京都考古資料館の陶印  ちょっとムラッと・・・作りたくなる。