戸隠窯:土胞子工房の仕事場


 

 

仕事場


  ★ 狭い部屋である。八畳半にロクロ・土練機・作業台・棚・本棚 机・粘土が置かれている。「よくもまあ、こんな狭いところで・・・」といわれるが至って居心地がいい。酷い時は-17℃になる冬のことを考えると、このサイズはベスト だ  。壁は土壁、床は枕木だから夏涼しくて冬暖かい。

 ★この写真はロクロ仕事のときの目の位置。ロクロの上に亀板 作業用のロクロのうえに筒向付     の土型がのっている。奥に見える怪しい機械は電動スリ鉢、これのお陰で絵付けの線の伸びが格段に良くなった。(瀧口先生にいただいた物である。)

 

 

 

 

 


 

★平向付・筒向付・小向付・平皿・花入・水指・手鉢・やら数えたことはない。が4,500個。まだ、増える。古い土型にいまでも手を加える。

★ひとつの型でも様々なうつわになる。 
     たとえば筒向付の型は、徳利、銚子、香合、香炉、豆皿、水滴に使った。

 

 

 

 

 

 
よく使う道具。もちろんもっとあるけれど、使い勝手のいいものといえばこの程度に落ち着く。中央の赤いテープを巻いた物は、筆の軸とワイパーの部品で作った。新しい道具を思いついて作ると妙に嬉しくなる。

 ★自前の道具のなかに自分の形がひそんでいる。

 

 

 

 

 

つづく