6/29~7/10越後高田のぎゃらりー祥さんで織部展終了

【口上】
かつての織部焼には時々動物の姿が現れます 栗鼠 梟 百足 兎 猫 蟹 獅子 犬 水鳥 魚 蛙 猿 鮭牛 鶏 海老・・・狛犬
侘び寂びの焼物に「かわいい」が加味されたのかもしれないですね 異素材の工芸や異国の文化をまるで和歌のように引用したり 歪んでいても下手だって、傷だっていいじゃないか・・・という発想もどこか村田珠光の「和漢の境を紛らかす」という姿勢に繋がってみえる・・・

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戸隠の家から一時間半ほどでギャラリーに行ける
その途中には妙高赤倉の温泉地があり、疲れを取りにあるいは気分転換によく出かける お酒も美味しいところだ 魚も美味しい
高田には「世界館」という日本最古に近い映画館があってあまりメジャーじゃないが良い映画をいつも上映している 映画が特別好きというわけではないが今日も(6/16)【天井桟敷のひとびと】を観てきた 高田から少し行くと直江津で日本海に出る 海なし県の長野県人にはホームビーチのようなところで、泳ぎはしないまでも浜の散歩や海を眺めに来た 戸隠の奥社入口の大きな石灯篭は高田の戸隠講からの寄進…歴史的にも非常に結びつきの深い同地なのである

そろそろ・・・

狛犬の燭台

製作から個展の終了まで気楽に楽しそうに作っているとはいえ 弛緩した日常を送っているわけではないので それなりに緊張の糸を張り続けている だから次の制作に入ってゆくには緊張の糸を張り直すという作業が不可欠となる
などと勿体ぶったことを言っても始まらないけど その糸を張る作業も中々面白い 今まで作ってきたものを点検し反省し組み立て直して次に何を作れば良いかを考える 良いか→楽しいか ではあるが・・・                                               

新しい資料を探し出したり テーマに沿って古い資料を見直したりしているのは愉しい マンネリでも全然かまわない

作りたいと思ったものを作るだけと決めてしまえば ただ只管作るだけ・・・。

 

 

 

 

 

つづく