制作に追われるという充足感

粽で一服

4月の個展に向けてほぼ冬の間は制作に没頭している

至福の季節でもある 雪かきと焼物作り その繰り返しの中で日々が過ぎる 個展が終わるとドップラー効果のようにそれまでの記憶が遠のいてゆく・・・ 何を作ろうとしていたのかさえ 思い出せない 制作ノートもどこかよそよそしい 展示会のあとの空白感がまたいい 体も心も実寸で捉えられる やはり制作中は何かどこかに意識も拡張しているのかもしれない 山の中の猟師が獲物をイメージしているような捕獲モードが適度な緊張感にいざなう・・・・ 実は自分から一番遠いところにいたのかもしれない

4/12~4/16しぶや黒田陶苑個展

無事 終了いたしました お越しいただいた皆様 誠にありがとうございました これからも正調?織部の制作に精進いたします
今後ともよろしくお願いいたします

織部 小山智徳展

「・・・純粋な雑種だな~ オリベは」
あるいは「雑種の純粋さか・・・」

あっちのものをこっちに それをあれに
これもそれも 何もかも ・・・
それも過ぎて
出鱈目という方法も遣った
ただ 
それを正しい?文法の下でやってみたい

DM
場所 しぶや黒田陶苑

物を作っているときには 無心にはならない
胸の中の言葉の澱のようなところから 意味のない言葉の群れが
浮き上がってくることのほうが多い
それが意味を求め形を探している そして探しあてる意味が生まれる 
雑念という原石を磨き上げる ・・・
そこが楽しい