「作記」カテゴリーアーカイブ

織部灯篭あるいは切支丹灯篭について

一般に織部灯篭として知られ古田織部が考案したと言われる灯篭がある。灯篭の下部竿のところにお地蔵様のようなレリーフが彫られ、竿上部にこの写真の灯篭には施されていないがローマ字の組み合わせの様な意匠が彫られていることがある。
竿の上部の丸い膨らみが新円のカーブであり宇宙を表し、そこも含めて十字架を意味していたようだ。お地蔵様のようなレリーフはマリア観音ともいわれていたが、どうやら僧衣(ガウン)のキリスト像として彫られたそうである。そのあたりのことを、詳らかにしている著作があり、その熱心な研究には驚かされた。

少しそのあたりのことについて書いてみたい・・・つづく

10/5記
竿が素焼きで失敗してしまい再制作・・・悲しい
普段作ることのないサイズということもあり
用心しながらの制作だったけれど、用心が裏目に出てしまった。
模索しながらの制作だから仕方がない。
ベストを尽くしながらの失敗は、大切な経験。

出来上がったら、固定ページに一項として書き残そうと
思います。

ハイブリット織部

異質なものを掛け合わせて一つのものにする。いい方は色々あるだろうけれど ・・・・。古染付の器の形に織部の絵付けをしていて、そうかこれはハイブリット ということだな~と思い至った。桃山頃の作り手たちも同じことをしていたんだ。 大体創作、ものを作りだしてゆくプロセスとは引用のセンス次第で無限の展開が可能な 遊戯の世界みたいなものだ。陶器の素材である、粘土は異素材の形を借用するには、 もってこいの可塑性を有している。ハイブリットということをコンセプトにして 織部の領域を拡げてゆくことも出来るかな・・・・なんて考えた。
ハイブリット

成形に使う内型・外型

石膏による外型

 

 

 

 

 

 

桃山の頃の織部焼には 成形に外型を使った器はいまのところ見たことがない・・・
平向や筒向は、土で作った内型を用いている。

内型というのは、器の形を作り上げる際にある特定の形を土(木や石膏でもいいが)で作り、そこに粘土を被せて形を出してゆく方法です。

それに対して外型は型の内側に粘土を張り付けて、形を出しその後、半乾きの状態になってから内側を削り込んで成形する。

先般古染付の写しを作った折には、当初外型で作ってみたのだがどうも勝手が悪く、結局内型を用いた。本来古染付の向付は、外型での成形であるのだが・・・。

筒向付内型