大窓の「赤」三点

もう秋が終わろうとしているこの時期に、色々な「赤」が発生する。ホウズキ,ダイモンジソウそして
吊るし柿。9月に撮った山芍薬の実が爆ぜたところの赤とも違う。黄瀬戸のようなダンコウバイの葉、
渋紙手のようになった朴の葉。なるほど日本の焼物のテクスチャーは、草木に由来しているものがある、
意図しないまでも。志野の白はなんだろう・・・。瀬戸黒の黒はなんだろう・・・。赤織部の「赤」は、赤松
の樹肌の色だと思っている。