京都ギャルリー正観堂にて12/15~12/24個展 終了いたしました<(_ _)>

いつも京都の個展は楽しみだった 正観堂さんで出会う人々、河の流れ、街並み、骨董店を覗くこと、裏道から裏道を抜けて沢を登りけもの道に迷い、また寺の裏に出て、表の歴史にも晒されることなく時間が止っている 人間の遺物に出会う 来年はどうなるか まだ決まっていないけれど また訪ねたいと思う 今回も不思議な御縁に支えられ 愉しい展示会でありました ご来場いただいた皆様ありがとうございました

掛け花入れ

焼物に手を染めてから織部ばかりを作って来た。40年やって来て、まだ作り厭きない・・・多分それは織部という焼き物の持っている指向性のためなのではないかとこの頃想っている。
練り込み七角茶碗

どんな指向性があるのかは、明快に言葉に出来ない。生物の進化期にカンブリア紀というのがあって生物の種類が爆発的に増えたようですが、それがイメージ的には一番近い。絵柄・形態・色彩・道具類といったものが夫々展開し重層的に無限の
変化を繰り返してゆく。
香合

それを可能にしたのが、連歌や意匠化のイメージの世界とどのように作り込むかという人間工学的なシステム(楽茶碗の作りとか・・・)の創作が行われたこと、需要の元となる茶会が盛んに行われたことなどによるのだろうか。

水指と茶器

・・・・・京都で毎年個展をしたいといま思っている。物を作ることにしっかりと向き合える環境が揃っているから・・・。

12/15,16終日在廊いたします。17,18日は市内におりますので、来廊の節はお声かけください。