戸隠に移り住んだ30年ほど前、家の周囲はこの花ばかりだった。その頃
に比べれば随分少なくなっている。人が住むことで環境が変わり、そうな
ってゆくのだが、土方巽さんはコンラッド・ローレンツの著書「攻撃」を
指差しながら「植物もね、考えているんだよ・・・僕はずっとそう想っていた
。この本のなかにそのことが書いてある。」と語り始める。つりふねそう
のこの形も「それはねェ、考え尽くした末でしょう・・・」と思いたい。
京都の正観堂さんでの個展です。隔年で6度目の開催ですのでもう12年お世話にな
っています。ギャラリーは骨董店街のなかにあり厳しい眼に晒される緊張感があります。
また、織部についての知識や情報を得ることもできる出会いのあるところ。今度も
どんな出会いが待っていてくれるのか楽しみです。
骨董街散策がてらお越し頂ければ幸いで す。
※28・29・30日在廊します。
(作品集)上段に出品作の画像5点アップしてあります。
黒織部 沓茶碗・ぐいのみ
織部黒 沓茶碗・ぐいのみ
瀬戸黒 半筒茶碗・ぐいのみ
志野織部 ぐいのみ・手塩皿
青織部 ぐいのみ・香合・水滴・徳利・三段重箱・平向付・筒向付・香炉・茶入・燭台・湯呑・酒次
鳴海織部 手付鉢・おあずけ徳利・ぐいのみ
弥七田織部 花入れ・香合・片口・燭台
切紙手織部 水指
絵織部 壺・汲出・かっぷ
織部窯変 花壺・花鉢・水盤
灰釉 長皿