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町の湯治場

一陽館 長野市松代に昔からある湯治場で 建物は昭和初期あたりのようだ・・・しっかり手直しをしながら利用しているというより とりあえず現状維持だけど 手を掛けているわけでもないが かけていないというわけでもない(笑) ・・・というところだが、泉質・建物の雰囲気・湯の効果・関係者?が 絶妙のポジションで調和している湯治場はないように思う・・・思わされてしまう(笑)この縦長の湯船の縁には、温泉のカルシウムが長い年月のあいだに付着して甲羅のように付いている。
休憩部屋
ここの湯は睡魔を誘う  ゆっくり温泉に浸かったあと、この部屋で急激に意識をなくし爆睡するのがいい。
豊富な湯量
湧出している時は透明の湯だが、空気に触れて次第に鉄分の加減で褐色化してゆく。 つづく

工場閉鎖する粘土屋さん

焼物を始めた当初からお付き合いのあった粘土屋さんが年内一杯で工場を閉める。 最初の頃は何度行っても「何処から こりゃーた・・・? そりゃー大変やの~・・・どんな土が欲しーの」 と顔すら覚えて貰えなかった。 昨年ご主人が67歳で亡くなられて、急遽息子さんが継いで仕事をされていたが中々難しい所が あったようだ。土と云っても工業用に安定した土を提供するのは、余程の経験と知識が必要で あったに違いない。 僕もはじめの頃は、ここで作っていた調整された粘土を使っていたが次第に飽きたらなくなり 20年ほど前から原土を幾種類か分けてもらい、自分で土を調整して使っている。 この工場では、桃山時代に志野や織部を作っていた五斗蒔という地域の粘土の採掘権を持っていて 、そこから得られる様々な粘土を所有していた。
山から採掘された粘土は工場の周囲に10年前後寝かされる
原土の粉砕
原土を攪拌する
水に溶かし篩に掛けた粘土を布袋に入れプレスする機械
続く

個展 ギャラリー祥(上越市) 9/16~9/23終了

織部さまざま ・・・ 織部はまさに様々な手法・文様によって編み出された 展開性に主眼をおいた陶器といえる 

無限の展開と変化 その為に何が必要であるかをよく心得ている

和歌 染織 意匠など・・・・・ といった既存の文化に底流する方法論といったものが焼物の世界に写し取られたとき 織部は生まれたと考えられる

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上越展にお越しいただいた皆様 
誠にありがとうございました
今回は 小さいけれども素敵な私設美術館「樹下美術館」さんをお尋ねした折に 小さな見たことのある写真が目に入りました
濱谷浩の「鳥追い」というこの地方で小正月に行われる子供たちの行事を撮ったものでした とても好きな写真家になりました
一点添付しておきます

雪国(冬の高田)