逆立ちする阿吽の獅子が瓦屋根に据えられているのが時々見受けられる。
粟田口のあたり・・
平安神宮に向かって歩いてゆくと 京都写真美術館がある。
好みの写真展をやっていたので覗く。SNS投稿用に写真撮りは自由(写真そのものだけはご遠慮を)
若王子から哲学の道に入る坂道の途中に間口一軒ほどの細い路地を伝って行く「とま屋」さんの入り口に暖簾がかかっている。ずっと気になっていて入れず終いになっていたが、今回は引き込まれるようにするりと入った。奥様が和菓子を作られ、夫が版画家。もう亡くなられて何年になるのか、生前焼物を何点も求めていただいた。若い頃はサックスプレイヤーで、それから江戸木版画を独学で習得して江戸浮世絵版画を再興したとまで云われた人だ。
お菓子を頂戴してから、自己紹介をすると「ちょっと待って下さい」と奥にゆくと間もなく黒い茶碗を両手に包んで現れた。「これ毎日使っているんですけど、これを作られた方ですか・・・。」紛れもない僕が作った黒織部の茶碗に再会した。