11/14~11/26京都ギャラリー正観堂さんにて個展 終了いたしました

正観堂さんで個展をさせて頂いてから22年が経ちます。京都況してや骨董街のギャラリーで自作を拡げるのは正直勇気が要りました。ただ織部焼きを生み出したのは京都の数寄者と職能衆だろうと考えていたので「とりあえず京都で・・・」思ったわけです。一昨年NHKの美の壺という番組で拙い器の話をしました。不器用な作り手の独断で勝手なものです。一見勝手な振る舞いと思える織部の自由さも明快な意図があって、振り付けと刹那の即興性で織りなされていると考えています。

弥七田織部十二面体水指 土は赤織部の鉄分のあるものだから高温で焼かれて生地の鉄が煮えて出て焦げた色合いになっている。

2024.11/14(木)~11/26(火)
11:00(am)~6:00(pm)(水曜日休廊) 

京都市東山区新門前通西之町211-3
075-533-4110

※22年というと48歳のときで、一番元気も良く体力も気力もあったのだと、今にして思う。骨董街という場所柄目の肥えた人が通りすがりにふらりと寄ることも多く。古い物かと思いました・・・とか、よく勉強されていますね~とかいう言葉を掛けて頂くことが何よりも嬉しかったことを思い出します。

今回はここ数年古い物の「写し」に再挑戦していたので、その向付の類いや茶碗、また狛犬の燭台など150点ほどを展示いたします。
お気軽にお立ち寄りください。

瀬戸黒茶碗 数年前に出来た物だが・・・お気に入りなので、再登板。 誰か・・・。
狛犬燭台 鎌倉時代ころから 主に尾張から岐阜地方で多くの焼き物の狛犬が奉納された 端正な物から滑稽な物まであり・・・まだ研究段階だけれど  まだまだ行けそう
故白洲正子さんが所持していたものの「写し」。写しをやると、理解が深まる。十年ぶりくらいに徳利を作った。
土型は250種ある。型にしていない意匠もまだある。新しい形にもいまだに出会う。ここ数年型の見直しをしていた。古い物をもう一度見直して形の微調整をした。これもその一点。

 

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