漸く個展も終り 一息付くことが出来た ここ半年は気の休まることもなく製作とその他のことに
忙殺されていたから・・・ 兄や母の死というものを考えるともなく考える 死はその個人的な極めて個人的な
体験であり 親子兄妹といえども共有は出来ないものだと考えている せめてものことではあるが
その刹那の想いを介助するぐらいのことは出来るのではないかと・・・
そこに看取りの意味がある
まだ残雪の残る乳白色の湯治場の外れにある露天に 日がな浸かって死者の想いと共にある暮らしについて
つらつら・・・答えはないが確信のあるようなものがいい