黒い器の肌

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黒い器・・・茶碗の器肌を観る。黒の中には無数の原色が散りばめられて、煌いている。

生きた黒とはそういうものだ・・・と思った。死んだ黒にはその煌きがない。この黒の釉薬には戸隠の林道の側壁に露出した紫の石粉が入っている。それと黒姫山のベンガラ、松灰・・・etc  素材を替えた釉薬を3種作り、使うたびに少しづつ入れ合わせているから

いまはどんな釉薬の構成になっているのか、厳密には分からない・・。

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