粉吹き

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焼き物に“粉吹”とか“粉引”と呼ぶ、技法がある。 鉄分の多い土で成形した後にカオリン(白い土)などで薄っすらと化粧掛けして焼成したものだが、李朝でもその素朴な風合いが好まれたのか随分と作られた。

 

11月の中旬に吊るして一か月ほど干しておいた柿を藁を敷いた紙箱にいれて3週間ほど寝かせておいた干し柿を、取り出してみた。

 

“粉を吹く“というが、見事に白い粉を付けて美しく並んでいた。身も締まって丁度食べ頃になっていた。日本人の甘味の基準は、この干し柿の甘さではないか・・・と思うぐらいに自然な甘さで見て味わって感激した。

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以前に作った粉吹きの俎板皿に乗っけてみたら、その白の表情があまりに似ているのにまた驚いた。

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