これは 茶碗の高台部分 ・・・ 光悦などに見られる「作り」なんですが 素材の質感も造形も「用」を逸脱しているかに見えるが さにあらず使い勝手を計算しつくして 尚、自由といった気風が満帆なのだ かつての作る現場もさぞや ”ノリ” がよかったことだろう 「 高台をみよ‼ 」で決着がついてしまうようなところも この焼き物拝見の不思議で面白いところだと思っている 「・・・お分かりに なりますかな・・・ 」 なんて狭い茶室で目を凝らして土味を吟味していたりしているのも 案外 真っ当な本能のなせることなのかと想像してみた ・・・ 削り上げたところでの重さは380g~420gといったところ このあと水分が80g前後抜ける 釉薬がほぼ同程度付いて焼き上がる
”どこまでも 具体的で感覚的 なのだ ” この国は。