古染の形に織部の絵付け・他

昨年から取り組んでいる古染付の向付の土型を使って 織部のバリエーションとして展開してみる 侘び茶とか闘茶と一線を画しているのは 無限に展開して行ける意匠の変化がある 意匠が生き物のように蠢き 定着し くっ付き 統合され ・・・省略され 転移と変容を繰り返す そこに織部の真骨頂があるのではないか

地梨

無骨な男の握り拳のような実 だが 香りが頗るいい 家の周囲には藪に紛れて そこにも ここにも赤い花を咲かせている だが 案外実をつけることは少ないのだ と地元の友人が言っていた
草木瓜の実 地梨
庭先にあったものに実が付いていた 7つ  ひとしきり香りを楽しんでから 酒に漬けた 半年は我慢かな・・・
果実酒に

陶片? 

陶片(江戸初期辺り)に足を付けて小向にした
確かに 焼物の欠片であるから 陶片に違いはない さりとてそれを物として見た場合には 何ら不都合のない器であることであるか 手のひらの半分に満たない不定形のものではあるが 十分に用を充たす器と想う 物の有つ力とはこのようなものである つまり欠片となってもその美しさの質を失わないもの・・・  

・・・秋めいてきた

暑い日が続く夏であったが きょうは随分寒く感じる 秋の気配である 長岡での個展を終えた後 窯の手入れや修繕 薪作り  家の周りの片付けなどをして 過ごしていた この時季は草刈りなどもあったが 何よりも今年は 暑さで日中の仕事は頗る停滞していた
山頂の野仏
先日仕事の区切りの良い所で 山に行って来た いつもの飯綱山なのだけれど ・・・ 山はいいよ~ 人っ子ひとりいない山頂で往く雲を眺めた もう すでに 秋である