修那羅峠は長野県の青木村と筑北市坂井の境に位置している 幕末から明治にかけて妙高出身の修験者が開いた寺がありそこの山腹に808基といわれる石神仏が据えられている
30年ほど前に一度義父と家族で訪ねたことがあった 低い門のようなところを潜って入り 桜の花が咲いていた記憶が残っているだけで大概のことは忘れてしまっていた
ここ数年神仏の像を作る依頼があって 石仏に関心が向いたこともあり気になっていたので 仕事の合間を縫って訪ねた
その如何にも民衆に慕われた修験者のところらしく石仏が愛らしい
この愛らしさはどこから来るのかね 石工の資質とばかりには言えないものが感じられるがそれが何なのか分からない
つづく