燭台を使った夜咄(正式には違う呼び方がある)の茶会をギャラリーの石川さんを席主にしてやって頂いた。茶室は、善光寺の門前にあった金物問屋の広い屋敷にあったものをそのまま保存した”無心庵”。
蝋燭の炎が緩やかに揺れるなかでの非日常の茶事というのもいいものだ。四畳半に6人が座り、絵や道具の話をしながら、万事計算し尽くされた展開に身を委ねるように時間が流れる。
織部尽くしの茶会ということで、燭台、茶碗、掛け花入、菓子器を様々な織部の技法のもので揃えた。
菓子は、娘の作った「着せ綿」
器は、絵織部隅切り四方鉢