近所の辛夷

この冬は大変な大雪だったが、いまは春の日差しや暖かい風・雨に雪融けの歩みは、駆け足で進んでいる。白い雪の層は黒ずみ汚れ、丸みを帯びた輪郭線は歪み凋み(しぼみ)現れ出た黒い地面はぬかるみ、暫くは足元を気にしながらの日常が続く・・・。

我が家から西に隣接する林に、大きな辛夷の樹がある。すでにもう樹皮の下を水が這い上がっていることだろう。3本の樹に見えるが下の幹は抱えきれないほどの太さの一本の樹である。知人の写真家は毎年必ずこの満開の辛夷の花を撮りにくるそうだ。・・・こんな巨大な辛夷の樹は、そうあるもんじゃないんだ・・・と言っていた。

物皆踊る季節の始まりを感じるこの頃。

コブシ
コブシ

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