今年の春は、実にさまざまな姿を見せて
くれる。
左の写真は大田原市の寺を訪ねた折の
満開のさくらだ。
この寺に辿りつくまでの高速道路や市中の
さくらも、ここぞとばかりに咲き誇っていた…
文字どうりの春爛慢の美しい景色だった。
ところが、この翌日の新聞やTVでは
「春の嵐・・・ご注意‼」 のことばが踊っていて
宿泊した足利での夜は、夜通し激しい風の
音が窓越しに聞こえていた。翌日も一日中・・・嵐であった。
景色が一変したことは、いうまでもない。
それから2週間後の戸隠・・・春の陽光をうけて光り輝いていた ひめこぶしの花になんと たっぷりと
雪・・・それはそれで美しくは ありますが・・・
新古今和歌集などひもといてみれば 思いのほか
この春の雪にまつわる 句 が多く集められていた。
今さらに 雪降らめやも陽炎の
もゆる春日となりにしものを