一日 東博散歩

半眼微笑ということばを知ったのは、吉田一穂の「桃花村」の中でだった 
アルカイックスマイルは、エリアーデの著作のなかでだったか 18,9の頃には、そんな言葉にある種の憧れを抱いていた

                                                            

小さいものだったけれど 不思議な造形 ・・・それになんかおかしみがある

古染 400年ほど前に日本から中国に注文された物だが その愛くるしさは館骨脱退されて 中国のものそのものになっている 大らかさがこの時代のテーマでもあったかのようにユーモアに満ちている
古染の巾着型掛け花入れ
眼が素敵だった
ガネーシャ
回転印象
茶室裏手の椿 茶室(四棟)と博物館の間には池があって鯉がのんびり泳いでいた

  

人形は、人の姿を模してはいるが、また違った世界に生きているようにしか 見えない
花下遊興図 部分
鳴海織部筒向付
長澤芦雪
シャーマンか妖精か・・・異星人か?

しぶや黒田陶苑にて 3/17~3/21個展終了<(_ _)>

   

 

 

久しぶりの投稿です。
PCの調子が悪かったせいもあって 暫らく投稿から遠ざかっていた。

冬は過ぎ 都会では春模様 
戸隠も雪こそまだ消えやらぬ景色のままだが 空気はすっかり春モードになった。

明日からしぶや黒田陶苑さんで個展です。24回目・・・ぐらいになるのか。その間ずっと織部を作り続けているから きっとお客さんも僕の織部に飽き飽きしているのかも(笑)しれない。
マンネリというべきか 飽きもせずよく続いているといったところだろう・・・。全く作り手の都合でこうして織部を作っているのだけれど、それほど織部は、その根幹にある方法論に日本的な普遍性があるのだと考えている。
いくつかのキーワードをあげれば アニミズム・もどき・やつし・家紋などにみられるシンボリズム・身体性・・・といったところだろうか。
まだまだ未熟なのだ、未完なのだという意識が、まだまだ織部を作らせる・・・作ることに、この高揚感を抜きにしてはあり得ないというライブ感が必須な焼物なんて他にないのではないか。

ともあれ 大きく括れば即興芸、見事道化役を演じられれば良しとしましょう。
何とぞお付き合い戴ければ幸いです。
☆今回 初めて古染付向付の写しを作ってみました。練り込みの赤織部です。中々いい感じかと思っています。どうぞ手にとってお確かめください。

☆DMの文中に大阪の歌人・琳譜さんの歌を使わせていただいた。


この土の香やかなるをまきこみて あなたは地球とつながってゆく・・・

☆固定ページの「作品集」に14点ほど 作品写真をUPしました。
ご覧ください。