「おしらせ」カテゴリーアーカイブ

サンシュユ 

 

サンシュユの花

 

戸隠に住み始めて37年が経つ 野鳥や茶花の宝庫と言われている戸隠だが 余り熱心にその名や謂れを知ろうと思った事は無かった どちらかと言えば あえてそうしなかったといったほうが正しいかもしれない
鳥は鳥 花は花・・・獣は獣 で一括りでよかった
それでも 自然に覚える知識というものもあって 何かしら身に着く

昨年の秋に家の近くの藪に入って 散歩?をしていると 小さな俵型の赤い実を沢山付けた灌木に出会った 樹の大きさからすると随分以前からそこにあったものだろうけど 気付かなかった
(・・・多分 のんびり暮らしているつもりであったけれど 仕事や日々の暮らしに追われて 眼に入らなかった)
一枝折って 家人に聞くと事もなげに 「ああ サンシュユね・・・」といとも簡単に答えが返ってきた

一昨日気になって 見に行ってみると黄色い花がびっしりと可憐に咲いていたので カメラを向けた 家に戻り改めてこの樹について調べると
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・なんと この枝を温めた牛乳に一晩いれておくと ヨーグルトになると書いてあるではないか‼ こんな楽しいことはやらぬ手はない

つづく

しぶや黒田陶苑にて 3/17~3/21個展終了<(_ _)>

   

 

 

久しぶりの投稿です。
PCの調子が悪かったせいもあって 暫らく投稿から遠ざかっていた。

冬は過ぎ 都会では春模様 
戸隠も雪こそまだ消えやらぬ景色のままだが 空気はすっかり春モードになった。

明日からしぶや黒田陶苑さんで個展です。24回目・・・ぐらいになるのか。その間ずっと織部を作り続けているから きっとお客さんも僕の織部に飽き飽きしているのかも(笑)しれない。
マンネリというべきか 飽きもせずよく続いているといったところだろう・・・。全く作り手の都合でこうして織部を作っているのだけれど、それほど織部は、その根幹にある方法論に日本的な普遍性があるのだと考えている。
いくつかのキーワードをあげれば アニミズム・もどき・やつし・家紋などにみられるシンボリズム・身体性・・・といったところだろうか。
まだまだ未熟なのだ、未完なのだという意識が、まだまだ織部を作らせる・・・作ることに、この高揚感を抜きにしてはあり得ないというライブ感が必須な焼物なんて他にないのではないか。

ともあれ 大きく括れば即興芸、見事道化役を演じられれば良しとしましょう。
何とぞお付き合い戴ければ幸いです。
☆今回 初めて古染付向付の写しを作ってみました。練り込みの赤織部です。中々いい感じかと思っています。どうぞ手にとってお確かめください。

☆DMの文中に大阪の歌人・琳譜さんの歌を使わせていただいた。


この土の香やかなるをまきこみて あなたは地球とつながってゆく・・・

☆固定ページの「作品集」に14点ほど 作品写真をUPしました。
ご覧ください。

 

 

上越市 ギャラリー祥 個展

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新潟 上越市のギャラリー祥さんで2度目の個展

丁度 雁木通り(メインストリート)を歩行者天国にして2日間(22.23)
酒祭りが行われている。

この時期は、お茶会も多く お茶人や着物姿のご婦人方は、日に2,3件のお茶席を掛け持ちするのだとか・・・・

 

                                                    無事終了<m(__)m>致しました

                ご来場頂きました皆様誠に
                  ありがとうございました

             

犬手付き徳利
犬手付き徳利

緒方真太郎遺作展 9/13~9/18

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川崎駅前タワー・リパーク3階
アートガーデンかわさき
044(200)1415

9月13日~18日 10:00~17:00

緒方真太郎さんは1949年熊本に生まれた。詳しいことは聞いていないが20代に旅先の与論島で火事の現場に遭遇して、火中の子供を助けようと飛び込み自らも全身に大やけどを負ってしまったらしい。

満足に働くことも出来ず僕が知り合った30数年前には、すでに生活保護を受け静かにアパートの部屋で絵を描く生活を送っていた。
皮膚に酷いヒキツリが残り、時にはそこが裂けて血がにじみ出るのだという。遠出もままならなかったようだ。

スピリチュアルな彼の絵が、ただ只管・・・魂に導かれるまま・・・に描かれたものであることには、そんな背景もある。

小ざっぱりと身綺麗な暮らしぶりで、毎日少しづつ絵に筆を下し、ほんの少しのお酒を楽しみ、トム・ウェイツのように歌を唄った。