「おしらせ」カテゴリーアーカイブ

近所の辛夷

この冬は大変な大雪だったが、いまは春の日差しや暖かい風・雨に雪融けの歩みは、駆け足で進んでいる。白い雪の層は黒ずみ汚れ、丸みを帯びた輪郭線は歪み凋み(しぼみ)現れ出た黒い地面はぬかるみ、暫くは足元を気にしながらの日常が続く・・・。

我が家から西に隣接する林に、大きな辛夷の樹がある。すでにもう樹皮の下を水が這い上がっていることだろう。3本の樹に見えるが下の幹は抱えきれないほどの太さの一本の樹である。知人の写真家は毎年必ずこの満開の辛夷の花を撮りにくるそうだ。・・・こんな巨大な辛夷の樹は、そうあるもんじゃないんだ・・・と言っていた。

物皆踊る季節の始まりを感じるこの頃。

コブシ
コブシ

3/6~3/10 しぶや黒田陶苑さんでの個展・・・終了しました(^-^)

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今回は昨年の長野での地震の被害や例年の2倍に及ぶ大雪の為、何かやっとたどり着いた感のあるこの頃です。地震では作り置いた物の4分の一ほどが壊れ、晴れの日が続かず雪片づけの毎日。“長かった~”というのが素直な気持ち。1月下旬に焚いた窯は寒さでモルタルが凍らぬようにと窯焚きを待っての修理・・・。ともあれ窯は上手く焼け、後はご覧いただくばかり<(_ _)> 

今年はSNSで知り合った方々や 40年振りに会う人など思い出深い会となりました。その一方で20年欠かさずに見に来ていただいた方がご高齢で来られなくなるなど一抹の寂しさもありましたが、無事終了いたしました。来ていただいた皆様有難うございました。

新年あけましておめでとうございます

戸隠神社奥社 杉並木
戸隠神社奥社 杉並木
雪に埋もれる 奥社社殿
雪に埋もれる 奥社社殿
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急坂を降りる家族

1/2 例年のように戸隠神社奥社に初詣でにいってきた。
上の写真は参道の杉並木・・・雪かきをしているわけではないので踏み固められた幅の細い道を譲り合いながらすれ違う・・・「こんにちは、あけましておめでとう・・・」と声を掛け合う・・・
 今年が良い年でありますように <m(__)m>

雪虫・・・飛来

IMG_8440花と虫だが        知らない時には 見えなくて 一度その名前を覚えたり 写真などで観たりすると そう日を置かないうちに 目の前に現われてくることがある。 
ひとつは ”ねじ花”だった 深沢七郎の小説”みちのくの人形たち”にその名前がでてきて、図鑑で調べその姿を知った。小さなピンク色の花が螺旋状に付いている愛らしい花だ。そんな花もあるのか・・・とさして気にもしていなかったのだが、数日後にたまたま歩いていた山道で立ち止まった其処に まさに目の前に咲いていたのである。それからはさまざまな場所で出会うことになる・・・。
そして今回の“雪虫”ということになるのだが、数日前にツイッターに出ていた写真を見て知ったばかりだった。北海道や東北でよく見かけられる、初雪を知らせる虫ということだったから、我が家のある戸隠では見ることなどないと思い込んでいた。そして昨日の朝、昼ごろからは雨になるという天気だったから、気温次第では山のうえは雪になるかもしれないな、などと思いながら雪囲いをしていると ひとつだけ白い雪のようなものがフワフワと飛んでいたのである。
 ここに”名づける”とか”意識化”することの意味があるのかもしれない。
創作とは、何も見たことも無いものを創り出すことではないようだし、おそらく その目の前のまだ”名づけられもせずに”あるモノやコトに意味を見出し、名前を付けることがその役割なのでは・・・と少し脇道の視点で考えてみたが・・・どこかで読んだことのあるなと思いなおした  
クレーか?  人の主観なんて 随分危ういものだ・・・更には 随分見落としているものもあるのだと想った。