「思記」カテゴリーアーカイブ

賣茶翁

 

 

 

仙台の老舗和菓子屋

自らが想うところが 満足する・・・ことは 幸せなことだ
久しぶりに そんな気分になった

菓子ひとつ頂くにしても そこには 人 場 形 味 うつわ 音も加わり 
時代を超えて 受け継がれて来た 良き有るべきようを 体現している
「店」が あるのだ・・・・嬉しくなった

杜の都と謳われる仙台はまた 茶の文化が盛んなところだ
他にも美しい和菓子をつくる店が 街のあちこちにある

東京でも 名古屋でも 京都でもない ・・・
繊細で骨太な仙台は 伊達正宗に象徴される 武家文化の「イキ」を
いまも生きているのかと 感じた

型置師

 型置師 改めてこの名前を知った。・・・好きな響きだ。
どこかで聞いたか読んだかしていそうなものだが、・・・・・実際僕は『型』というのがなぜか好きだ。
この名前、職人尽絵に登場するらしい。

この絵のなかで子供が竿を使って染められた布を掛けているところが良く見れば織部の紋様で使われる「布晒し」そのものではありませんか‼
下の向付の絵柄がそれである。   (出典が分かると…何か勝った気分になる。)                                              
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国立新美術館 「イメージの力」

国立新美術館を初めて訪ねた。「イメージの力」展を観るためだった。
この展覧会は大阪の民博のコレクションを「資料」としての役割から それらが実際に果たした役割・・・
つまりコミュニティのなかで,それらの造形あるいは色彩が及ぼした効果の普遍性にまで遡及する解釈と
その展示である。

視線のありか 「仮面」→ みえないもののイメージ 「人、神をかたどる」→ 「時間をかたどる」 → 
イメージの力学「光の力・色の力」「高みとつながる」→ イメージとたわむれる→ イメージの翻訳
→ 見出されたイメージ

しっかり咀嚼したい企画展でした。 
こういったものへの理解が【もの】を作るうえで何かしらのヒントと裏打ちになると思う。

つづく