思記 あ か と ん ぼ 2012/09/15 koyama 秋です。・・・でもまだ暑い日である、蝉も季節はずれに鳴いている。まさかと思ったが、赤とんぼ。典型的な秋です。しかし、毎年のことですが即座に「・・・・・ はねをとったら とうがらし」と宝井其角の句が思い浮かんでしまう。次に「とうがらし はねをつけたら あかとんぼ」である。なんとかこの連想のマンネリズムから脱却したい・・・。そう、戦国時代などの武将には別名(勝虫)といったので兜の前立てや武具装束の文様に好まれもしました。
思記 げ ん の しょ う こ 2012/09/12 koyama 迂闊だった・・・庭先にまだ知らない花があった。「なんだろね・・・」とシャッターを切ってから戸隠の花ばかりの本で探した。名前を見てびっくりした。きっと家人から聞いてもすぐに忘れていたというのが真相だろう。別名のみこしぐさ、テキメンソウなら覚えていそう?である。花のとなりのロケットみたいなのが実で下のほうから割れてクルクルッと巻きあがり種を飛ばす。その後の形が神輿みたいなのだ。もう覚えた・・・とりあえず。 その後のゲンノショウコ。五つの梁をもった神輿の屋根のようでもある。径で1.5センチほどの花だから見過ごしてしまう世界だ。カメラを向けるというのは、意識化することでもあるな・・・と思った。
器記 トップページの大窓に 2012/09/11 koyama 灰釉と緑釉の長皿 大窓絵を正観堂さんに出品する黒織部茶碗と酒盃・花壺に入れ替えてみました。酒盃は、コレクターの方 や愛飲家にもっとも身近な器として人気がありますので、いつもより少し多めに出品します。 いまさらですが、使える・味わえる・育てる・ポケットにしまえる・種類は無限・・・焼物のたのしみのす べてを兼ね備えている盃。女性にとっては、豆皿が近い存在?でしょうか。宝石でしょうか。 花壺 酒呑み道具
器記 お り べ 2012/09/08 koyama 辻が花染めを思わせる、緑と白の色合い。縞萱です。「おっ おりべ・・・」なんて簡単に思ってしまう。白地に絵付をしたくなるが、無用であることもすぐに悟る。何も足さない何も画かない・・・どこかのCMみたいなシンプルさもいい、これだけで(イキ)である。織部は敢てここで筆を執る、(野暮)への挑戦ともいえる。