koyama のすべての投稿

キイトトンボとカネチョロ

001 002

 

 

 

 

 

 

 

キイトトンボと
カネチョロ・・・

きのう狭い庭を物色していたところ見慣れぬ色の飛行体を発見した。黄色いマッチ棒がホバリングするようにして飛翔していた。その飛び方が、かつて他に見たことがないほど
優雅である種の品さえ感じさせるものだった。

もしも妖精を見ることが出来るならば
きっとこんな飛翔をしているのでは・・・
と一瞬おもった。

 

カネチョロ・・・地方によってさまざまな呼称があるけれど
僕が育ったところでは、そう呼んだ。

栃の葉影で、のんびり背を伸ばしている
案外、仙人が姿を変えて
昼寝でもしていたのかと思わせるほど
屈託のない姿に
ちょっと羨ましくなった。

どちらも人間よりも、遥かにはるかに
賢いものに
映る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セッコクの花

セッコクの花
セッコクの花

002昨年 熊野の修験者を訪ねた折に、別れ際に近くの樹に張り付いていたセッコクを採って、持っていって育ててみればいい・・・と手渡してくれた。熊野と戸隠では気候が違いすぎるから、上手く育てられるか自信はなかったがこの頃になり花を咲かせた。長生蘭とも呼ばれ薬効もあるようだ。蘭科だからか幾日も花を付けている・・・原始的?な花のせいか他からは感じられない、野生のものだけが持つ生命力の力強さがある。新しい芽も幾か所からも出始めたから、もう大丈夫だろう。

「古田織部と徳川家康」 国分義司著

001 002 副題「慶長4年・吉野の花見」とある

僕にとっての織部はもっぱら焼物を通しての人物であったから織部個人の歴史的位置付けなどには疎い

 

国分先生は、自ら茶会記を参照し、古文書をあたり、関係者を訪ねて
織部一族が被った不運の謎を解き明かして行く
・・・・・・
個展の合間にしっかりと読んでみたい
借り物でない織部像が語られているに違いない