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露天風呂といえば・・・

漸く個展も終り 一息付くことが出来た ここ半年は気の休まることもなく製作とその他のことに 忙殺されていたから・・・ 兄や母の死というものを考えるともなく考える 死はその個人的な極めて個人的な 体験であり 親子兄妹といえども共有は出来ないものだと考えている せめてものことではあるが その刹那の想いを介助するぐらいのことは出来るのではないかと・・・ そこに看取りの意味がある まだ残雪の残る乳白色の湯治場の外れにある露天に 日がな浸かって死者の想いと共にある暮らしについて つらつら・・・答えはないが確信のあるようなものがいい 

4・13~4・17しぶや黒田陶苑 にて個展  終了しました

DM
毎年この時期に行われる、しぶや黒田陶苑さんでの個展。
陶硯
今回は古染付の器を写してみました。なぜ織部なのに古染付を作るの?と お思いの方もおられるかと思いますが、そのあたりのことは しぶや黒田陶苑のブログなどご覧ください。
織部黒茶碗
あと、外型を使った初めての茶碗も面白く出来ました。 お手にとってご覧ください。
水指
例年より1ヶ月遅い期間でしたが 良い時間を過ごせました。 それにしても20数年前しぶや黒田陶苑さんで個展をしてくださった頃に比べると、渋谷の街が随分と変わり驚くばかりです。駅の大規模な新築工事はもとより、西武デパートが無くなり宮下公園も姿を消した。 明治通りの並木が無くなり代わって植えられた若木がいつのまにか若葉を茂らせ、行き交う人に樹蔭を提供するまでになった。 時の流れは、思っている程遅くない。かといって日々の中で出来ることは僅かだ。 丁寧に足元を照らしながらの仕事は、流れとは無縁の様に渦巻いている。
夜の間 静かに雪が降っているときには 翌日いそいそと面白い物見たさに  雪の原に出かけてみたりする 枯れ草や枝や 枯れた何かの実の上に 雪がふわりと被っている ただそれだけのことではあるが 不思議に幼心に触れてくるものがある 白さと軽さと儚さと その一瞬の形が人の言葉以前の想いを 宿しているのかと ・・・嬉しくなるのである 日頃の運動不足を解消すべく スノーシューを履いての2時間程度の散歩は 楽しいものである ウサギやキツネ 時にはイノシシあるいは鹿 リスや鳥ということもある 雪の上に残された足跡には 心躍る ・・・なぜなんだろう?  捕まえて食べようなんて思ってもいないのに
ウバユリ