いまだに陶芸家という意識が希薄なまま ここまで仕事をしてきたけれど
大きく括れば 「つくる」 ことが好きなだけだったと思う。
焼物においても、不安定で 不確かなものだけは 信じるに値する・・・という考えが想いの基底部にあり そんな調子で続けてきた。 よって立つところは自らの肉体のみと心得たい。
ヨハネス・オケゲム ミサ曲他
映画 「千利休 本覚坊遺文」１９８９
絵付け
絵付けを終えたばかりの織部の向付・・・近頃は絵付けの紋様よりも 点と線の動きとか「間」が心地よく定着されているかが描く基準になっている 黒線が引かれ絵付けがないところには緑に発色する釉薬がかかる・・・ つづく