型置師

 型置師 改めてこの名前を知った。・・・好きな響きだ。
どこかで聞いたか読んだかしていそうなものだが、・・・・・実際僕は『型』というのがなぜか好きだ。
この名前、職人尽絵に登場するらしい。

この絵のなかで子供が竿を使って染められた布を掛けているところが良く見れば織部の紋様で使われる「布晒し」そのものではありませんか‼
下の向付の絵柄がそれである。   (出典が分かると…何か勝った気分になる。)                                              
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展示会 G/ファンタジア 終了

IMG_60042014年 4月19日~24日

 佐野市の ギャラリー ファンタジア  さんでの個展です。
昨年に引き続きの展示会です。 3月に登り窯で焼いた
平向付を中心に織部のかわいい香合や茶碗・花入・燭台など を展示致します。



《口上書き》
織部という焼物は、陶芸の世界ではほんの小さな狭いジャンルですが
そんな窮屈とも想えるなかに、作り手の技が縦糸となりその想いが横糸となって無限に展開されていく、そんな織部が出来ればと日々制作しております。

ギャラリーファンタジア  栃木県佐野市高萩町463-2
  お問い合わせ先     0283-21-0820


弥七田織部 燭台

ご来場いただいた皆様 
ありがとうございました<m(__)m>

弥七田織部 燭台

国立新美術館 「イメージの力」

国立新美術館を初めて訪ねた。「イメージの力」展を観るためだった。
この展覧会は大阪の民博のコレクションを「資料」としての役割から それらが実際に果たした役割・・・
つまりコミュニティのなかで,それらの造形あるいは色彩が及ぼした効果の普遍性にまで遡及する解釈と
その展示である。

視線のありか 「仮面」→ みえないもののイメージ 「人、神をかたどる」→ 「時間をかたどる」 → 
イメージの力学「光の力・色の力」「高みとつながる」→ イメージとたわむれる→ イメージの翻訳
→ 見出されたイメージ

しっかり咀嚼したい企画展でした。 
こういったものへの理解が【もの】を作るうえで何かしらのヒントと裏打ちになると思う。

つづく