陶 歴
1953 長野市生まれ
1978 瀧口喜兵爾師に出会い焼き物を始める
1980 信州戸隠に登り窯築窯
1986 初個展(長野)
1992 しぶや黒田陶苑にて個展(織部焼)
1995以後 毎年ほぼテーマを決めて発表
❈ 新宿小田急、横浜そごう、新宿伊勢丹、銀座松屋、山形十字屋、長野東急、 日本橋三越 松本井上 水戸京成 にて個展
❈ (鎌倉)1998よりギャラリー壱零参堂、2002より(京都)ギャラリー正観堂にて隔年開催
その他、大阪、鹿児島、四日市、気仙沼、新潟、長岡、佐野、名古屋、静岡 上越の ギャラリーにて個展 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2003 NHK.BS 器夢工房出演
2005 極める技 現代日本の陶芸家125人(小学館)に選出・{黒田草臣選}・
2006 DVD[ORIBE] 出演 「(株)織部」
2010 現代日本の陶芸家・120人・(洋泉社)に選出 {陶磁郎・選}
2011 「現代日本の陶芸」ARTBOXインターナショナル 招待掲載
2013 入門 大人のやきもの (洋泉社)
2014 現代日本の精鋭たち 陶芸家150人 (炎芸術 別冊)
他
短期間ではありましたが瀧口先生にお世話になり、織部の「伝統的」なところに興味をもった。
登り窯で焼成しようとするのも、桃山時代に焼かれたものに対する畏敬からだ。また、様々なものが作られた時代ではありますが、型打ちという技法を使った向付などが特に好きだ。織部の端的な織部らしさは、そこにあると思っている。それは、バリエーションを展開するにはもってこいの方法だから・・・。
「型を使う」ということで誤解をしている方々もいるやに聞きますが、量産の手段ではない。器の意匠性を強調する手段であって、実際の制作では、ロクロ挽きの幾倍もの手間暇が必要となります。
織部は明らかに意図的な《もどき》《やつし》をしている。海外からの輸入品であれば《日本化》ということだろうか。本歌取りなどが得意なのである。そんなところも、織部に魅かれる由縁だ。遠い道のりだが、そのようにこれからも作ってゆきたい。