「思記」カテゴリーアーカイブ

 なんでもカミ 

IMG_2256なんでも・・・という事でもないが年が明けて、ふと脳裏に浮かんだ言葉が
・・・「つくも神」・・・
擬人化された動物や、巨大化した樹木や巨石 、長いこと使われた道具の類
までが人智の及ばぬモノやコトとして・・・
不思議な力を宿すカミとなった。
神の野生種といってもいいか。
ぼくの窯の周囲にもお不動さんや観音様のお札のほかに
火の用心の札やなぜかシバ神、そして
子供たちが作った 
カミがいる。
「我 想うところに…カミあり」  か

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 「東北」

東北震災のための鎮魂歌。CDでは、おおたか静流が歌い梅津和時がサックスを吹いている.
松本のライブハウスで、仙台出身の梅津の声で初めて聞いた。
とても心に沁みる良い歌だった。

東北/TOHOKU


風の歌ささやいて 名もない野花と遊ぶ
空を分け 真っすぐに 山々は美しく
木漏れ日を浴びながら 日長 野を駆けめぐる
雨あがり飛び込んだ 母の胸は優しく

思い出すふるさと
懐かしい あの笑い声
待ちわびた春に
聞こえてくる 君の歌が

夕暮れの帰り道 並んで投げた石ころ
会いたくて 会いたくて 名前を呼び続ける

・・・

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=lpDfjsQo4PU

 

♪月がとっても青いから~

遠回りして~♪ 帰ろう~♪ ・・・とかいうことでミミズクの香合
を出してみた。
何が約束されているわけでもなく
ずーっと手探りでやってきたようなものだから、
心細さをふり払うためには丁度いい
歌(フレーズ)だった。

facebookを始めました。
不便さを大切にしてきた者には便利すぎる世界だが
程良い関係の取り方というのもあるのだろう。
「想う」・「待つ」とか「届く」「迷う」という「間」の喪失感もある。

いままで以上に手紙を書くか。

 

ね。













書  記

仕事柄、筆を使うので絵付けのときだけでなく日々筆に触れていようと、様々なテキスト
のやっかいになった。そのひとつに曾祖父の愛用した妙法蓮華経並開結という
文庫本サイズの本(大正12年刊)があって
それを適当に開いてその頁を筆先を意識して書く
ということをいまでもしている。
漢字にはすべてルビが振ってあるし、旧字体で活字がいい。
内容は書いているうちに分かるかなと思ったが・・・残念なことに・・・である。
書は、須田剋太とか棟方志功・永田耕衣が好きだ。
「禅」を感じるからだ。媚びていない生気がある。
(ゼンが何かはともかく・・・)
上は、「自我偈」の最後のあたり。
下はどこか・・・しら。

 


これは、岡本可亭の三体千字文

 これは、昭和初期の謡曲の本。書きながら能の勉強もできる。
鞍馬天狗、弱法師、巻絹、烏帽子折、井筒など

 

 これは、井上有一の顔真卿の臨書(意臨)