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ギャラリー正観堂・個展

 

 

 

 

会期 2012 9・27(木)~10・8(月) 
            11.00am~6.00pm    水曜日休廊 
    
会場 京都市東山区新門前西之町211
   075-533-4110

 京都の正観堂さんでの個展です。隔年で6度目の開催ですのでもう12年お世話にな
っています。ギャラリーは骨董店街のなかにあり厳しい眼に晒される緊張感があります。
また、織部についての知識や情報を得ることもできる出会いのあるところ。今度も
どんな出会いが待っていてくれるのか楽しみです。

骨董街散策がてらお越し頂ければ幸いで す。
※28・29・30日在廊します。
(作品集)上段に出品作の画像5点アップしてあります。

出品内容

黒織部   沓茶碗・ぐいのみ
織部黒   沓茶碗・ぐいのみ
瀬戸黒   半筒茶碗・ぐいのみ 
志野織部  ぐいのみ・手塩皿
青織部   ぐいのみ・香合・水滴・徳利・三段重箱・平向付・筒向付・香炉・茶入・燭台・湯呑・酒次
鳴海織部  手付鉢・おあずけ徳利・ぐいのみ
弥七田織部 花入れ・香合・片口・燭台
切紙手織部 水指
絵織部   壺・汲出・かっぷ
織部窯変  花壺・花鉢・水盤
灰釉    長皿

 

戸隠山

 戸隠山雲

 戸隠神社が開かれる前は、そもそも九頭龍神が祭られていた。いまも、もちろん
水の神として奥社左隣に社殿が鎮座する。ときどき龍のすがたのような雲が発生する。

ぐみ

たわらぐみ。口に入れ軽く潰すと少し渋みがひろがる。甘くもない、酸っぱくもない・・・グミの味。
沢山なるが大概2つも食べてみるだけだ。この赤さとこの姿がなにものにも代えがたい。

 

いど

 

 

 

 

 

陶器の井戸の滑車  水をくみ上げるときの反響音と程良い筋肉の緊張がいい ザーッとみずを空けて・・・  この一連の動きが詩だ。

・・・この滑車は、旧知の料理人いまや信州の名工となった渋谷さんから頂いた。
おそらく尾張藩で焼かれた御深井焼だとおもう。外輪と内輪に幾種かの押印が施されている。
金具も時代を感じさせる。実はこの滑車の前は自作の物を使っていた。
それでも良かったのだが、ロープのかかる溝が少し浅くて外れ易かった。
道具は使い勝手が何よりも大切だ・・・こんな道具ほど善し悪しがハッキリしているから作りたくもなる。
「ただキレイでしょう・・・」とか
「いいでしょう・・・」には全く興味がない。
だからといって、僕の作る物が道具の必要条件を満たしているかというと不安ではある。
「いつも、気にかけて作る・・・」ところに意味があるのだと思う。

    11/8 追記
井戸は、この家を作ったときに掘ったものでそれほど深くはない、4メートル程度。径120センチ 高さ120センチのコンクリートパイプを順次あてがいながら下の2メートルほどは手掘りだった・・・といっても
職人さんがやってくれた。5,6年は使って上水道が出来てからは一時期使わないでいたが10年ほど前になるか、自作の滑車をつくってまた使い始めた。

水温はほぼ10度。春先に一度水をすべて汲み上げてカラにする。 夏には籠を吊るしてスイカやビールを冷やす。
冬は雪の下になってしまうので使わない。


you-Tubeではダンサーの田中泯さんの白州での暮らしが見れる。
井戸を自ら掘っていた。疲労困憊やっと掘りあてて下から上がってくると泣いているのである。
「下でね、ぼくは会っているんですよ。亡くなった友人たちに・・・」
そして踊るのである。

場所が踊らせ、死者が踊らせる。・・・前衛で古典。

井戸的なものもその深さを増すと単純な「穴」であることを超えて不可思議な「場」となるのかもしれない。
いやそうであるに、違いない。