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黒い器の肌

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黒い器・・・茶碗の器肌を観る。黒の中には無数の原色が散りばめられて、煌いている。

生きた黒とはそういうものだ・・・と思った。死んだ黒にはその煌きがない。この黒の釉薬には戸隠の林道の側壁に露出した紫の石粉が入っている。それと黒姫山のベンガラ、松灰・・・etc  素材を替えた釉薬を3種作り、使うたびに少しづつ入れ合わせているから

いまはどんな釉薬の構成になっているのか、厳密には分からない・・。

森温理作品展

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ギャラリー ファンタジア
栃木県佐野市高萩街463-2
TEL0283-21-0820  

2014年5月9日(金)~14日(水)
AM10.30~PM6.00
小山は9日10日に在廊します。
11日は予備日としてあります。
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(DMコメントの一部に、森温理画集より大木様の文章を引用させていただきました。)


昨年 さくら市ミュージアムで「森温理展」が開催され多くの方々に見て頂くことが出来、 温理の会の当初の目的であった画集も期待以上の立派なものを作っていただき肩の荷を下ろすことが出来ました。 当ギャラリーのオーナーは、森温理のことではかねてより、いろいろ相談をし、またご配慮をいただきお世話になりました。
また今回の展覧会は昨年の記憶が新しいうちにと企画いたしました。

※今後の温理作品の管理・運営については、まだ模索中といった方がいいのかもしれません。ひとつの方向性として 僕はこのように考えています。
1) 所蔵家分を除き、未発表の作品も含めていまだ1000点余の作品が残されていることから、これらの作品を購入希望者に展覧会などを通して手渡してゆく。
2) その収益金の一部を福島の子供たちの遠地保養のための援助資金として活用したいと考えている。

 

ヴォルス

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1977年にフジテレビギャラリーから発行されたカレンダー  「ヴォルス箴言集」 瀧口修造訳 より

☆  悲しい詩
   犬には自分の首環が見えない。

☆  個人的な愛の向う側には
   名の無い愛がある。
   道(タオ)
   宇宙
   聖霊
   ・・・・・・
   どのような瞬間にも
   どのようなものにも
   永遠はある。

☆  仕事をするときは猫をまねるべし
   かれを取り囲む家具のように不動のままでいること
   それが目的物を仕留めるのだ。

☆  見ること、それは眼を閉じること。

☆  神は人間より蝿のほうを好んでいる

☆  アニミズム的な宗教観念は
   正しい。宇宙は大きな機構であり、
   聖なる力の鼓動が脈打つ生きた
   統一体なのだ。 

☆  人間はいっさいのものを人間の利益を通して見る
   これがつまり
   物ごとがありのままに解らない理由なのだ。
   人間は自然にとっては無用のものだ。自然にとってじぶんがなんの役にも立てないのに
   人間はそれを使っている。

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