「おしらせ」カテゴリーアーカイブ

  森温理展 き ま る 

栃木県の さくら市ミュージアムで温理さんの展覧会が決まりました。

会期 2013 ・ 11/2~12/23
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正直なところ、信じられないことだった。
なにしろ温理さんは、亡くなられて 25年
生前に 描いたものを発表したのが、2,3度
注目されることもなく、長野の小さなアパートでひとり
自らの絵と格闘して亡くなった・・・そして

パステル画だけが残った。・・・800点。
《大変な作品数だ‼》

ここに至るまでの想いをつないで下さった、さくら市の皆さん ありがとうございました。

とりあえずは、良き展覧会になるように、知恵を絞り、段取りをし
手間暇を惜しまず・・・にご協力いたします。

森温理の詳しいことはこのHPの「森温理展に向けて」
をご覧ください。   

・・・オンリは無論ただの人だった。今時のえかきがどちらのタイプが幅をきかせているかは、言うをまたないが、虚栄や自己疎外から解放されたこころある道を進むものであった。彼の絵に対する情熱は《生きがいと云ってもいいが》真摯であり、その同じ絵心を持って人生の謎の数々に挑戦し続けた常人の及ばない偉大な素人だった と思う。そのことは、彼の残したかなりの数の絵画や日記、手紙類に明らかにされているし、何よりもオンリと一緒に過ごした思い出を楽しく呼び起こすことのできる、少なく無い友人たちが認めることだろう。
・・・彼の武器は長年培われたハングリーな精神のみだといっていい。なぜならかれはどんな物質的な欲望ももたなかったから。方丈のアトリエで寝食の時間を忘れ、新しき命の創造ともいえる絵画の誕生に、全力を傾けることができるように、しばしば忘我の境にいた。・・・

     《オンリ頌》                朝倉征男

 

 

「織部 プラス」 しぶや黒田陶苑にて

 

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2013年2月15日(金)~19日(火) しぶや黒田陶苑さんにて「織部 プラス」 の個展があります。
 窯の全域を使って織部を焼く・・・が気付けばひとつのコダワリのようになっていた。
そこをクリアーしなければ先に進めないといった思いもありました。昨年HPを作り上げる過程で整理した
様々なことが、切っ掛けとなって「プラス」をやる意味も見いだせてきたのかもしれません。
少しづつ試しながら・・・使われる方々と愉しさを膨らませていければ、
織部の自己増殖ともいえる・・・のかもしれません。
いつもの織部の脇に今回は少し染付・灰釉・刷毛目を
・・・プラス。

 

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                                                                                                        眠る水鳥の水滴

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                                      刷毛目の片口

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                                     みみずくの香合

大酒器展 参加

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     しぶや黒田陶苑さんで、毎年恒例の酒器展。
我拙作も末席にて
あらかじめ酔っぱらったような姿で
鎮座いたしております。
約30名の腕利きの作家の渾身の器が並ぶ
ダイシュキ展 ・・・です。
1/18~1/29

IMG_2309石黒宗麿 刷毛目盃・・・シブい‼

 

 水滴三様

とりあえず 水滴三様。
ネタがないのでまだ焼いてない水滴をだしてみた。
生です。
磁器の土にコバルトで絵付け。染付である。
先日の京都での個展の折に、女性の書家の方が小さな水滴を探しておられたので
作ってみた。
そのときは筒向付の型を使った少し大振りの物はあったのだが
希望に応えられなかった。
こういったものは、作っていて愉しい。
径は4cm前後といったところだろうか。
織部染付とでもしておこうか。